河上しげる
千葉県議会議員
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河上しげる
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河上県議の質問
平成14年9月 一般質問 (要約版)
あらゆる広報媒体を活用した県政の情報提供を
   
情報発信福祉河川の浄化対策道路治安
□河川の浄化対策

 松戸市を流れる国分川をはじめ真問川水系の河川は、松戸、鎌ヶ谷、船橋の三市にその源を発し、西南に流れて市川市を経て江戸川と東京湾に注く県内でも有数の都市河川である。この水系の河川は、昭和四十年代からの急激な都市化に伴い水質が感化しており、県で調査した平成十三年度の公共用水域水質測定結果では、本県のワースト三位までを占めている状況にあり、都市郁を流れる貴重な水辺空間の価値を半減させている。このような状況の中、真間川水系の河川では、県及び関係市により浄化施設の設置や下水道整備、合併浄化槽の普及などの水質浄化対策が進められてきた。
 しかし、国分川は特に汚濁が著しく、昨年度は、県内で二番目に水質の悪い河川という不名誉な状況にある。このため、地域住民の国分川に対する関心も大変深く、先般、九月二十九日には地域住民による河川清掃やフナの放流を実施するなど、国分川がきれいになるように願いを込めて活動に取り組んでいる。県当局においても、さらなる浄化対策を推進する必要があると考える。
 そこで、次の点について伺いたい。
1  真間川水系の河川における浄化対策は、現在までどのような対策を講じてきているのか。
2  特に汚濁の著しい国分川における浄化対策は、どのように考えているのか。

■河川の浄化対策  鈴木土木部長 

1 真間川水系の河川浄化対策については、BOD10ミリグラム・パー・リットル以下を目標にして、これまで浄化施設を春木川・派川大柏川に設置したほか、ヘドロなどのしゅんせつを真間川や国分川などにおいて実施してきた。さらに現在、市川市の大柏川上流部において日量36,000トンの処理能力を持つ浄化施設を建設し、真間川水系の水質目標に向け浄化対策を進めている。
2 国分川の浄化対策については、水質調査の結果から、現状では上流部に浄化施設を設置することが効果的であると考えており、このため、今後、設置カ所、浄化方法、施設の規模などを検討し事業化に向け努力していく。

□道路

 松戸市は首都東京に隣接する上いう地理的条件から急速に都市化が進み、現在では人口四十六万人を超え、県北西部の中心都市となっている。街の発展とともに安全かつ便利で快適な都市の市民生活を支える都市基盤の整備が望まれている。中でも当地域は交通量の多い地域でめるため、都市活動と経済活動の動脈として交通網を整備し、円滑な都市交通を確保することが大きな課題となっている。
 松戸市の道路網は市街地中心部を縦断する国道六号線を根幹的道路として、県道など多くの幹線道路で形成されているが、このうち国道一四号と国道六号とを結ぷ主要地方道市川松戸線は市川市中心郡から松戸市中心部を結ぷ重要な幹線道路であり、その交通量は1日約18,000台に達し、朝夕の慢性的な交通渋滞は沿道の市民生活にも大きな影響を与えている。道路沿線には小・中学佼や市の総合福祉会館などの公共施設があり、また矢切地区沿道は商業地となっていることから、通学の児童・生徒をはじめ、商店街への買い物客など歩行者、自転車等が多く、安全の確保の視点からも対策が求められている。
 さらに、この市川松戸線は、近い将来、外環道路へのアクセスとなることから、一層の交通渋滞が懸念される。このため、県により街路事業が行われており、既に一部区間は完成し供用され、事業は順調に進んでいるように見受けられる。道路拡幅のための土地を提供した人々をはじめ、関係者の協力に対し深甚なる敬意を表するものである。
 本事業については、沿道住民及び本道路の利用者の人々が−日も早い完成を望んでいるのて、なお一層の県当局の努力を期待するものである。
そこで、次の点について伺いたい。
1 現在兼事業として施工中の松戸都市計画道路3・4・16号葛飾橋矢切線の小山地先から中矢切地先まで進捗状況はどうか。
2 平成13年度事業に着手した中矢切地区から下矢切地先までの今後の見通しはどうか。

■道路 武間都市部長 

1 都市計画道路葛飾橋矢切線については、主要地方道市川松戸線を拡幅し、歩道などの整備を行うものである。国道6号と接続する松戸市小山地先から中矢切地先までの延長771メートルについては、平成3年度から事業に着手し、平成13年度の末の進捗状況は、事業費ベースで81%、用地取得率では84%となっている。また、用地取得の進捗に合わせ、平成9年度から工事に着手しており、整備の終了した地区については、順次供用している。
2 中矢切地先から下矢切地先までの延長440メートルについては、平成13年11月に事業許可を取得し事業に着手した。この間は東京外郭環状道路と交差することから、その整備に合わせ関係地権者の理解、協力を得ながら、事業の早期完成に向け努力していく。

□治安

近年、わが国の治安の悪化が叫ばれており、毎日のように凶悪事件の報道がなされている最近の北朝鮮問題をはじめ、さまざまな事件では、国民は、日本国政府でなく警察を頼りにしている。松戸市においても、凶悪事件が多発しており、地域住民は大きな恐怖と不安を感じており、一刻も早い犯人逮捕が望まれている。しかし、かつての地域コミュニティーが崩壊してきている現代において、これらの事件の情報収集など、捜査にあたる県警では大変な苦労していると聞いている。
 このような中、凶悪事件や日々発生するいろいろな事件を早期に解決するためには、警察だけでなく、県や市町村などの自治体、あるいは地域ボランティア団体などが連携して地域の治安対策に取り組まなければならない。松戸市ではしない安全課が主体となって、平成13年10月に「松戸市市民安全対策本部」が設置され、地域住民、地区防犯協会、警察等が連携して、頻繁に駅周辺や繁華街のパトロールを行っていると聞いている。このような活動が県下全域に広がっていけば、失いつつある地域コミュニティーが再編され、犯罪のない、あるいは犯罪が発生しても素早く犯人検挙ができるような地域社会が実現するのではないか。
 そこで、次の点について伺いたい。
1 平成14年の凶悪犯罪の発生状況とその特徴は何か。
2 県警では地方自治体や地域ボランティアとの連携についてどのように考えているのか。

■治安 三谷警察本部長               ▲TOPへ

1 警察においては、殺人、強盗、放火、交換、略奪、誘拐および強制わいせつの6罪種を重要犯罪と呼んでおり、おおむね言われた凶悪犯罪と一致する。これらの重要犯罪は、平成9年までは年間700件前後で推移していたが、平成10年以降毎年増加を続け、平成13年には過去最高の1,735件の発生を見た。平成10年8月末現在の重要犯罪の発生件数は、746件と数的には昨年に比較してやや減少しているが、依然として多発傾向にある。
 平成14年の重要犯罪の特徴は、まず重要事件のうち、とくに社会的反響も大きく、困難な捜査が予想される事件について捜査本部を設置しているが、平成14年8月末現在で設置件数13件、平成13年1年間の7件を大きく上回るものである。2つ目には、強盗事件が多発しており、平成14年8月末現在の発生件数は333件で、重要犯罪全体の約5割を占め、しかも、その中で路上強盗が強盗全体の約5割を占めている。
 これらを踏まえ、県警では重要凶悪な事件に対しては、認知当初に大量の捜査員を投入し、組織捜査を徹底するとともに、特に路上強盗に対しては部・署の枠組みを取り払った横断的な体制を整えて、公共空間における犯罪の徹底検挙に努めている。
2 わが国の治安悪化の議員については、地域コミュニティーをはじめとする家庭、学校、あるいは会社などといった社会の基本的構成要素をなすものが大きく変化し、いわゆる日本型組織の犯罪抑止機能が極端に低下しつつあること、不法滞在外国人が急増し、定着拡大してきていることなど構造的問題が大きいと考えられる。だからこそ、警察1人の力のみでは治安の回復をなし遂げることは容易なことではないと言わざるを得ない。そのため、県民、とりわけてより良い地域を目指して積極的な活動を展開している地方自治体およびボランティア団体とともに働く「共働」の精神が必要である。
 具体的には、地方自治体とは、「安全安心まちづくり対策」や「交通事故防止対策」など、共働すべき場面、共に働かせてもらう場面が多いものと認識している。松戸市のような活動に対しては、警察としても治安のプロとしての立場から、共に知恵を出し、ともに汗を流し、共に働いていきたい。また、地域を愛し、自分の街を守り、自分たちの手でより良い地域を作ろうとしている地域住民やボランティア団体の活動は、犯罪抑止の上でも大きなパワーになると確信している。警察はこのような人々と、手を携えて、より安全で、より住みよい地域の構築を目指して、ともに働かせてもらいたいと考えている。

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